広告のコピーは、広告目標を達成するための手段であり、広告目標は企業のマーケティング目標を遂行するためのものである。そのため、今日のコピーライターは、単に文章がうまいというだけでは、その機能を果たしえなくなっている。
2009年7月号(6月1日発売) 定価:1,070円(税込)
広告のコピーは、広告目標を達成するための手段であり、
広告目標は企業のマーケティング目標を遂行するためのものである。
そのため、今日のコピーライターは、単に文章がうまいというだけでは、
その機能を果たしえなくなっている。
コピーライターはコピーに影響を与えるさまざまの要因や条件を十分考慮し、
科学的な広告計画に基づき、アイデアを形にしていく。
コピーライターは広告活動における戦略家でなければならず、
コピーライターの仕事は、生活者に商品を説明し、
それを売るセールスマンの仕事と本質的には同じなのである。
コピーライターはあらゆる広告展開の中で、
キャッチフレーズやボディーコピーなど広告に掲載される
文章を作るのが主な仕事である。ひとつの広告に対して何十本、
何百本とコピーを作り、試行錯誤の中から生み出されていくものである。
また、文章だけでなく、商品コンセプトの立案やCM企画に関わることも多い。
さまざまな業種のクライアントの仕事に取り組み、広告表現のターゲットとしても
世代・性別を問わない柔軟性が必要とされている。
そのため、コピーライターが参加していながらも、
企画によってはコピーがない広告が生まれることもある。
日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーが所属する
東京コピーライターズクラブ(TCC)を筆頭に、
各地にコピーライターズクラブがある。
福岡コピーライターズクラブ(FCC)、大阪コピーライターズクラブ(OCC)、
コピーライターズクラブ名古屋(CCN)は毎年、審査会を行い、
それぞれの地域での優れた広告を選びだしている。
TCCでは、毎年4月に前年度に実際に出稿された広告の中から、
会長である秋山晶をはじめとする審査員が優秀作品を選出し、
その制作者に「TCC賞」を贈っている。受賞作品のほか優秀作品を掲載した
「コピー年鑑」も宣伝会議より毎年発行される。
プロのコピーライターではなく、アマチュアでも応募できるコピー賞としては「宣伝会議賞」がある。
今年で43回目を迎える同賞は、20万通を超える応募があり、
眞木準、一倉宏、仲畑貴志、児島令子、谷山雅計といった名だたる
コピーライターによって審査が行われている。
この「宣伝会議賞」からは、現在活躍中のコピーライターを含め、
名だたる人たちを輩出している。


